匂い袋に使用する香原料は『刻み』で、袋につめる香原料の割合(調合)によってさまざまな香りが作れます。
まずは香原料単体の香りを覚えましょう。
覚えることで調合の際に、好みの香りに調整することができるようになります。
製作に必要な材料・道具
香原料(刻み)
布袋
乳鉢またはボウル
スプーン
匂い袋の作り方
「材料を入れる」
香原料を混ぜるための器を準備してください。
調理用のボウルなど、混ぜやすいものであればなんでも大丈夫です。
まずは白檀を入れます。
「香りを確かめる」
白檀の香りそのものを確かめます。
甘い香りを楽しみながら、その香りを覚えましょう。
「単体の匂いを確かめながら、次の香原料を選ぶ」
白檀の香りを確かめたら、次に入れる香原料を選びます。
器に入れる前に、必ず香原料単体の香りを確かめて覚えていきます。
入れる順番は決まってはいませんが、龍脳は香りを全体的に持ち上げる効果があるため最後に入れます。
「よく混ぜる」
香りを確かめたら器に入れ、色が均等になるまでよく混ぜます。
上から香原料をさらさら落とすように混ぜると香原料が均一によく混ざります。
「香りを確かめる」
まんべんなく混ぜたら香りを確かめます。
香りの変化を確かめてください。龍脳以外の残りの香原料も、3~5の手順に沿って、必ず香りを確かめてから混ぜるようにしてください。
「龍脳を入れる」
最後に龍脳を入れます。
龍脳の清涼感のある香りを確かめた後に、器に入れ混ぜてください。
龍脳を入れることで、香りが全体的に持ち上がります。
「混ぜ合わせた香原料を布袋につめる」
全てを混ぜ終えたら、できあがったものを布袋に詰めます。
綿があれば綿で蓋をするように詰めてもいいでしょう。
布袋の角まで原料が入るようにスプーンなどで少し押し込むといいです。
「布袋の口を折る」
口部分を写真の様にW 形にして折ります。
「紐で縛る」
W の形を保ったまま、布袋の口から1~1.5cm下の所を紐で縛ります。
「布袋の形を整えて完成」
最後に全体の形を整え直し、ふっくらとした巾着型にしたら完成です。
白檀をベースとしたやさしい香りを楽しめる匂い袋となります。